ハイパースケーラーとAIモデル開発企業は、2026年も引き続き力強い設備投資の勢いを維持する予想
カリフォルニア州レッドウッドシティ発
通信、セキュリティ、ネットワーク、データセンター業界の市場情報における信頼できる情報源であるDell’Oro Groupが最近発表した「データセンタIT設備投資の四半期レポート」によると、AI導入の加速と一般的なインフラ投資の加速に伴い、世界のデータセンター設備投資額は2025年に57%増加した。Dell’Oro GroupはハイパースケーラーとAIモデル開発企業は、2026年も引き続き力強い設備投資の勢いを維持すると予測している。
Dell’Oro Groupのシニアリサーチディレクター、バロン・ファン氏は以下のように述べている。
「米国の主要クラウドサービスプロバイダー4社(Amazon、Google、Meta、Microsoft)は、2025年にデータセンター設備投資を76%増加させた。Oracleは、Stargateプロジェクトのための容量増強に伴い、データセンターへの設備投資を3倍以上に増やした。
この成長は、AIインフラの構築と、AIとクラウドの両ワークロードを支えるための汎用サーバーおよびストレージへの追加投資によって支えられた。2026年通年のデータセンター設備投資額は1兆ドルを超える見込みだ。1兆ドルという節目は大きなマイルストーンであり、主要な設備投資の牽引役として1,000万台をはるかに超えるハイエンドアクセラレータと、関連インフラによって支えられている。
AI関連投資の大部分はハイパースケーラーの社内最先端モデルを支援するものだが、AIモデル開発者の野心的な取り組みを支援する投資も増加している。AI投資のかなりの部分はトレーニングワークロードを支援するものだが、特にリソースを大量に消費する推論モデルが普及するにつれて、今後は推論がより大きな設備投資の牽引役となるだろう。この投資水準の上昇はAIインフラの過剰供給の可能性を高めるが、ハイパースケーラー各社はリスクを軽減しコストを最適化するために積極的な対策を講じている。」
その他の主なポイント:2025年第4四半期
- 2026年の世界のデータセンター設備投資の成長見通しは50%以上の上昇となる。
- 2026年には汎用サーバーの平均販売価格が2桁台後半の伸びを示すと予測しており、DRAMおよびストレージ価格の高騰が主な成長要因となる。
- 2025年のAI最適化サーバーの売上高では、DellがOEM各社をリードし、Supermicroがそれに続いた。SupermicroはNVIDIA Blackwellの出荷好調に牽引された。ホワイトボックスベンダーは、Blackwellおよびカスタムシステム向けのハイパースケールAI導入、そしてコンピューティングおよびストレージワークロード向け汎用サーバー需要の急増に支えられ、サーバー出荷台数の大半を占めた。
レポートについて
Dell’Oro Groupの「データセンタIT設備投資の四半期レポート」は、上位10社のクラウドサービスプロバイダー各社、およびその他のクラウド、通信事業者、エンタープライズ顧客セグメントにおけるデータセンターインフラの設備投資を詳細に分析している。汎用サーバー、アクセラレーテッドサーバー、ストレージシステム、その他のデータセンター補助機器へのデータセンターインフラ設備投資の配分についても記載されている。また、市場動向、当該四半期における主要クラウドサービスプロバイダーの設備投資増加の要因、および来年の見通しについても論じている。
