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自己修復性ポリマーの全体俯瞰 Part3


「自己修復性ポリマー」とは、何らかの外的要因で当該ポリマー材料に傷、割れ、(場合により凹み)などが生じた際に、当該材料自体の有する機能、特性により(但し、熱、光などの物理的刺激を補助的に使用する... もっと見る

 

 

出版社 出版年月 電子版価格 言語
ネオテクノロジー
2024年7月1日 ¥88,000 (税込)
PDF版
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日本語

※税別価格:30,000円


 

サマリー

「自己修復性ポリマー」とは、何らかの外的要因で当該ポリマー材料に傷、割れ、(場合により凹み)などが生じた際に、当該材料自体の有する機能、特性により(但し、熱、光などの物理的刺激を補助的に使用することは排除しない)、上記傷などを自動的に修復、軽減するポリマーをいいます。
ポリマー材料による環境問題を解決する一つの方法として、ポリマー材料の製品寿命を長くする、再使用を可能にする、解体を容易にすることなどが挙げられます。自己修復性ポリマーを使用することにより、解決することができます。また、部材の劣化に伴う事故の発生を予防する、部材の交換頻度を低減することにより、作業頻度の低減、交換部材の購入に伴うコストも低減されます。
最近の自己修復性ポリマーの開発について、自己修復性の発現機構の観点を中心に調査しました。
 
■調査対象技術
本パテントガイドブックでは、有機ポリマーを含む、自己修復性材料(未硬化の前駆体を含む)を調査対象としました。修復対象が当該ポリマー材料ではなく、該材料と接する他の材料の劣化を修復、防止する(例えば、ポリマー被覆鋼板において、ポリマー材料が鋼板の錆を除去、防止する)場合は原則として対象外としました(参考技術としては採用)。自己修復性ポリマーの対象は硬化/架橋された材料が多く、対象としては硬化材料及び未硬化の硬化性組成物を中心に、硬化物を含む積層体、デバイスなども含みます。明らかなノイズ情報は対象外としています。単なる拡張記載の特許情報はノイズ情報です。
 
■最新の特許情報を俯瞰する「攻めのパテントガイドブック」
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目次

◇マイクロカプセル
自己修復性が、当該ポリマー材料中に含まれる、修復材(反応剤、触媒等)を内包したマイクロカプセルの使用に特徴がある特許情報を取り上げました。
 
◇可逆的共有結合
自己修復性が、当該ポリマー材料中の共有結合中に、可逆的に開裂/再結合する共有結合を有することに特徴がある特許情報を取り上げました。
 
◇非共有結合性相互作用
自己修復性が、当該ポリマー材料中において、非共有結合性の相互作用による擬似的な結合が生じることに特徴がある特許情報を取り上げました。
 
◇ヒドロゲル
AR/VRイメージングや3Dイメージングなどのディスプレイ、プロジェクタへの応用に関する技術。リソグラフィへの応用に関する技術も含まれます。
 
◇光:光デバイス等
自己修復ポリマーがヒドロゲルを含むことに特徴がある特許情報を取り上げました。作用機構ではなく使用する材料として括りました。
 
◇弾性回復
自己修復性が、A~Cに示した特定の結合/相互作用に基づくのではなく、当該ポリマーの弾性回復(が速い)に特徴がある(と推定される)特許情報を取り上げました。
 
◇その他
自己修復性が、幾何上記以外の技術、例えば、幾何拘束相互作用(環状分子の開口部に外の分子が貫通していることによる)に基づいている、または如何なる機構に基づいているかの記述がなく、推測もできない場合の特許情報を取り上げました。
 
◇参考情報
本テーマに完全に合致はしていないが、関連技術として参考として収録しておきたい特許情報等を取り上げました。例えば、自己修復性を有する有機無機ハイブリッド体、新規縮合剤を用いて、アミン系ポリマーにホスト基及びゲスト基を導入する技術(自己修復性ポリマーの合成方法を拡張するベース技術として)などを取り上げました。

 

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