車両への採用技術が増加する中、搭載システムをユーザーがどのように評価しているかを理解しておくことが非常に重要です。車内UX（ユーザーエクスペリエンス）はブランドの差別化において重要な要素であるだけでなく、長期的な顧客ロイヤルティの確立にも影響を及ぼします。

SBD Automotiveの2021年HMIベンチマーク評価シリーズでは、欧州、米国、日本市場の最新の車載HMIソリューションについてコネクテッドカー、ADAS、自動運転車などのCASE分野に精通したSBDのユーザービリティ評価のエキスパートによる検証・評価を提供しており、本書はそれらの結果を総括するものです。

UXベンチマーク評価：2021年評価車種の総括
（In-Car HMI UX Evaluation & Benchmarking End of Year Summary）

• レポート番号：635(21i)
• 対象市場：グローバル
• レポート発行頻度：毎年更新
• レポート形態：PDF+Power Point
• ページ数：45

調査対象車種:Mercedes Benz S Class、CUPRA Formentor、Tesla Model S、Hyundai IONIQ 5、Lexus LS、BMW iX、Cadillac Escalade、NIO ES8

2021年度に実施した8車種のUX評価を総括

総合的な機能性スコアについては比較的分布が小さく、9段階のうち3つ（A-、B+、B-）に偏在している。これは、大半の車種に何らかの不足している機能があるものの、CUPRAやHyundaiなどの下位セグメント車種も含めて機能の最低水準が高いことを意味している。

上位セグメント車種は期待通り機能性スコアが高く、Tesla、Mercedes、BMW、Lexusはいずれも「B+」を獲得した。Cadillacは非常に高レベルのナビ機能を備え、魅力的機能・基本的な機能・IoT・ADAS・音楽の機能も水準が高いことから、唯一「A-」を獲得している。

本書では、SBDが2021年に8車種を対象として実施した一連のUXベンチマーク評価の結果をまとめている。

UXベンチマーク評価シリーズ
本レポートシリーズでは、インフォテイメント、ADAS、デジタルキー、VPAなどのHMIのUXや利便性を実車評価する。（モデルによっては全ての評価項目を備えているわけではない。）

2021年度の評価対象車種/システム：

（※ 対象車種は状況により変更となる場合がある）

1. メルセデス・ベンツSクラス
2. CUPRA Formentor
3. テスラモデルS
4. ヒュンダイ IONIQ 5
5. レクサスLS
6. BMW iX/i4
7. キャデラックエスカレード
8. NIO ES8

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