SBDの発行する「UXベンチマーク評価」レポートシリーズはインフォテイメント、ADAS、デジタルキー、VPAなどのHMIのUXや利便性を実車評価しています。このレポートではNIO（ニオ） ES8を対象に評価しています。

中国の振興EVメーカーNIO（ニオ） の新型SUV、NIO ES8

車両への採用技術が増加する中、搭載システムをユーザーがどのように評価しているかを理解しておくことが非常に重要です。車内UX（ユーザーエクスペリエンス）はブランドの差別化において重要な要素であるだけでなく、長期的な顧客ロイヤルティの確立にも影響を及ぼします。

SBD AutomotiveのUX（ユーザーエクスペリエンス）専門チームでは、NIO ES8のHMI UX
評価を実施しました。プレミアムセグメントをターゲットとするこのノルウェー市場仕様のNIOは、
新たなインフォテインメントと先進的なADASソフトウェアに加え、センターディスプレイ（10.4インチ
から11.3インチへ）や、メーターパネル（8.8インチから9.4インチへ）の大型化、内装の若干の
変更、ステアリングホイールの変更、フレグランスシステムの追加などのアップデートが行われています。

しかしながら、欧州版ソフトウェアでは音声認識機能、気象情報、IC内の地図表示など一部の機能が失われています。また、両バージョンともメッセージング機能がなく、ストリーミングメディアアプリも1つしか提供されていません。

NIO ES8 - UXベンチマーク評価
（NIO ES8 - In-car HMI UX Evaluation & Benchmarking）

• レポート番号：CON635(21h)
• 対象市場：グローバル
• レポート発行頻度：年間8車種（シリーズ合計）
• レポート形態：PDF+Power Point
• ページ数：150+

効果的なシステムだが、問題が複数あり、機能も不足

SBDによるNIO ES8の初テストは2018年中国で行われ、スコアは64%（過去の調査手法による）であった。本レポートでは、ノルウェーで実施されたノルウェー市場向け車両のテストについて報告する。使用されたソフトウェアはAspen3.0.0である。

全体的に見て、NIOのシステムを習得するのは容易であり、大半の顧客に受け入れられるものと思われる。機能が向上し、特定されたバグが解決されれば、このシステムは非常に高性能で快適なものとなり、大半のユーザーを満足させることが期待される。

本書ではNIO ES8のADAS、インフォテイメント、ナビ、音声認識、コネクテッド機能の＋/－面を詳細に分析する。

UXベンチマーク評価シリーズ
本レポートシリーズでは、インフォテイメント、ADAS、デジタルキー、VPAなどのHMIのUXや利便性を実車評価する。（モデルによっては全ての評価項目を備えているわけではない。）

2021年度の評価対象車種/システム：

（※ 対象車種は状況により変更となる場合がある）

1. メルセデス・ベンツSクラス
2. CUPRA Formentor
3. テスラモデルS
4. ヒュンダイ IONIQ 5
5. レクサスLS
6. BMW iX/i4
7. キャデラックエスカレード
8. NIO ES8  ※本レポート

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