SBDの発行する「UXベンチマーク評価」レポートシリーズはインフォテイメント、ADAS、デジタルキー、VPAなどのHMIのUXや利便性を実車評価しています。このレポートではキャデラックエスカレードを対象に評価しています。

車両への採用技術が増加する中、搭載システムをユーザーがどのように評価しているかを理解しておくことが非常に重要です。車内UX（ユーザーエクスペリエンス）はブランドの差別化において重要な要素であるだけでなく、長期的な顧客ロイヤルティの確立にも影響を及ぼします。

SBD AutomotiveのUX（ユーザーエクスペリエンス）専門チームでは、Cadillac EscaladeのHMI UX評価を実施しました。Cadillac Escaladeのインフォテイメントシステムでは、3つのOLEDディスプレイで構成される合計38インチの画面領域が快適なユーザーインターフェースを提供し、その大部分は適切にデザインされ、分かりやすく簡単に操作できます。システム性能は遅延が最小限
に抑えられ、オンライン検索への応答も概ね敏速で競争力を備えています。

一方で、音声認識においては機能が限定的で、音声コマンドに対する応答やサポート面でユーザーを満足させられない可能性がある点が見られるなど、いくつかの重要領域に改善の余地が残っています。

Cadillac Escalade - UXベンチマーク評価
（Cadillac Escalade - In-car HMI UX Evaluation & Benchmarking）

• レポート番号：CON635(21f)
• 対象市場：グローバル
• レポート発行頻度：年間8車種（シリーズ合計）
• レポート形態：PDF+Power Point
• ページ数：150+

スコアは高いが欠点がないわけではない

Cadillac Escaladeのインフォテイメントシステムは優れた外観と機能を備えた成熟したソリューションである。ハードウェア、ソフトウェア、メニュー構成は熟慮されているが、いくつかの重要領域に改善の余地が
残っている。

総合的には、本システムについてはほとんどのユーザーが概ね満足すると推察されるが、音声で操作できる機能の拡充、柔軟性の向上、ナビ音声など音声ソリューションを中心に改善が行われることで一層魅力が高まると見られる。本書では、Cadillac EscaladeのADAS、インフォテイメント、ナビ、音声認識、コネクテッド機能のプラス面、マイナス面を詳細に分析する。

UXベンチマーク評価シリーズ
本レポートシリーズでは、インフォテイメント、ADAS、デジタルキー、VPAなどのHMIのUXや利便性を実車評価する。（モデルによっては全ての評価項目を備えているわけではない。）

2021年度の評価対象車種/システム：

（※ 対象車種は状況により変更となる場合がある）

1. メルセデス・ベンツSクラス
2. CUPRA Formentor
3. テスラモデルS
4. ヒュンダイ IONIQ 5
5. レクサスLS
6. BMW iX/i4
7. キャデラックエスカレード ※本レポート
8. NIO ES8 

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