***  終了しました ***

Tel3.jpg (9100 バイト)国際電気通信セミナー

米国の電気通信市場

講師: コートニー・マンロー(プローブ・リサーチ社 副社長兼首席研究部長)

日時:平成10年4月23日(木)   午前9時30分〜午後4時45分

会場:日本海運倶楽部 国際会議場  千代田区平河町

受講料:電気通信協会・電気通信産業連盟 会員  ¥31,500(消費税込)   非会員 ¥38,500(消費税込) 受講料には昼食、飲物、資料代が含まれております。

申込方法:(社)電気通信協会 海外調査セミナー担当(電話:03-5353-0185)
                   (株)データリソース(電話:03-3582-2531)まで

 

プログラム:

1.米国の電気市場におけるキャリアの市場戦略 (9:40〜11:00)

2000億ドルに及ぶ米国の通信市場をめぐって、激烈な戦いが展開されようとしています。1996年の電気法改正は地域通信市場への長距離通信事業者の参入を促し、その見返りとして地域通信事業者の長距離通信事業者の進出をを許し、米国通信市場の競争を促すものです。ところが、同法成立から2年以上経った現在でも、期待したほどの成果を生まず、同法の修正が議論されたり、同法に関する運用をめぐり、裁判がおきたりしています。一方、RBOC系地域通信事業者同士の合併、長距離通信事業者のCATV事業者合併・買収、ワールドコムのMCI買収合意など、海外事業者や衛星通信を含む移動体通信事業者も巻き込み、米国電気通信市場は大競争に突入しようとしております。このセッションでは今後の電気通信市場のトレンドを見据え、それぞれの分野および主要キャリアが激化する競争にどのように対応しようとしているかを見ていきます。

地域通信市場:RBOCや新規参入市内電話サービス事業者が直面している主な問題

  1. CATV事業者、フランチャイズの統合へ
  2. 市内電話サービス事業戦略の再構築
  3. 全国規模/地域規模の戦略の確立
  4. 統合的/集合的サービスの確立
  5. IP/データネットワークの確立

長距離通信市場:長距離事業者が直面している主要課題

  1. 上位3事業者のマーケットシェアと収益の減少
  2. ワールドコムの出現の脅威
  3. AT&Tの新企業戦略と将来
  4. 主要3社以外の長距離事業者とファイバー・リセイラーの出現: Qwest/NextLeve/Williams等

カバーされるトピックス:

 

2.広帯域ネットワーク:次世代ネットワーク (11:00〜12:00)

米国における広帯域ネットワークの事業展開は多様化しています。現在FCCではLMDSの周波数のオークションを行っています。CATV企業は急速にケーブルモデムとDSLを基本としたネットワークを構築して、インターネット市場でのシェアを拡大しようとしています。ところが多くの企業は依然として将来はハイブリッドネットワーク構築を研究しています。このセッションでは各分野における企業戦略及びネットワーク需要の予測を概論します。

3.インターネット電話 (13:00〜14:20)

2002年迄に、長距離通信会話全体のすくなくとも5%がIPネットワーク上で通話されるようになると予測されています。インターネットは現在第2段階に移行しつつあります。他のキャリアーはVOIPマーケティングを始めています。このセッションではインターネット分野に影響をもたらす主要な要因、及びインターネット電話の役割について概論します。

4.ワイヤレス通信の将来 (14:40〜16:00)

今後5年間で、米国のワイヤレス通信の普及率は40%を超えると予測しています。急速な成長にも拘らず米国のワイヤレス市場は多くの課題に直面しています。すなわちPCSネットワークの潜在的な低コスト化などにより加入者あたりの収益の減少があげられます。

質疑応答 (16:00〜16:45)

主催:社団法人電気通信協会  共催:電気通信産業連盟

プローブ・リサーチ社 (Probe Research Inc.)社の概要

プローブ・リサーチ社(米国・ニュージャージー)は、1976年創業の情報通信の総合調査会社です。全世界をカバーしておりますが、その中でも欧米先進国(特に米国)に関する同社の研究・調査は大きな評価を得ております。最近、大手調査会社による概説適なレポートが多くなっている中で、通信分野に特化し、また、優秀なアナリストが多数在籍する同社は、独立系では最も信頼性の高い調査会社として位置づけられます。特に、インターネット、ブロードバンド、移動体、マルチメディア及び標準的通信分野におけるサービス市場、機器市場、法規制、技術動向、将来展望に関してプローブ社の右にでるものは数少ないと思われます。

コートニー・マンロー (Courtney Munroe)氏

tta_mon.jpg (5874 バイト)

コートニー・マンロー氏は、プローブ社の首席研究部長兼副社長であります。米国並びに主要国を中心にグローバルな電気通信市場調査を専門としており、米国における各キャリアーの競争状況下の戦略分析、及び交換・伝送といった従来システムのみならず、移動体更に新しいビジネス機器分野、CTI、広帯域通信等、幅広く調査・研究を実施しています。プローブ社にスカウトされるまえは、NBI(Northern Business Information)社の首席研究部長、ペインウェーバー社(証券会社)の研究員、DRIマグローヒル社のアナリストとしての職歴を有します。ウィスコンシン大学(1989)、コロンビア大学(1987)、の経済学部を卒業しました。

より詳細なお問合せはデータリソースまで!   Tel:03-3582-2531 Fax:03-3582-2861

March 25, 1998 webmaster@dri.co.jp