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「第8回 米国エレクトロニキャスト社 フォーラム」

Fiber Optics Industry Global Overview
- グローバルな視点から見たファイバー・オプティクス産業 -


日時2004年12月9日(木) 午後1時30分-5時 (受付開始:午後1時15分)
会場〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1
東京国際フォーラム ガラス棟会議室セミナー会場 (G602)
費用18,900円(税込み)
定員30名(定員になりしだい締め切らせていただきます。)

日経の発表に見られるように、NTTは同グループのFTTP(Fiber to the Premises)ネットワークを日本人口の約半分にまで広げるために5兆円(470億ドル)を投資する計画であることを発表しました。この拡大計画では、2010年までに3000万の住宅とオフィスビルにファイバーを敷くことになります。
また、ウォール・ストリート・ジャーナルの10月の発表では米地域通信最大手のベライゾン・コミュニケーションズ社は地域電話回線の3分の1を売却することを検討していると明らかにしました。
通信アナリストの見解では、これによってベライゾンが300億ドル超を調達でき、それを高度の光ファイバー技術や無線通信技術の導入に充てられる可能性があるとみています。

第8回東京フォーラムにおいて、エレクトロニキャスト社長ステファンモンゴメリー氏はこの1年間に光通信市場に起こった重要な出来事を4つのセッションに分け、さまざまな角度からFTTPビジネスについての最近の動きや今後の計画を論じさせていただきます。
セッション1:光通信市場の動向

ElectroniCastが、長距離の将来に影響を及ぼしそうな、進行中の主要なプロジェクトについて論じます。
例えば、最近AT&TがSiemensのDWDMシステムを認証したという発表がありました。ネットワーク全体で、トランスミッション率は80チャネル以上で最大3.2Tbts、チャンネル毎最大40G、光伝送範囲は最大2000kmまで利用できます。
AT&Tはまた、現在あるサンフランシスコとシアトル間の主要ルート上の顧客トラフィックを、全面的に光ネットワークにのせるという目標達成に向け、重要な新段階に来たとも発表しています。このシステムは途中の光シグナルの再生や光-電気-光(OEO)の変換が少なくてすむ。
また、ネットワークのパスは遠隔的にコンフィギュレーションでき、チューナブルトランスポンダーやROADM、光クロスコネクトを使った光波長の供給がより速いため、コストをより安くすることができます。
セッション2:財務、投資、M&A

ElectroniCastは以下のような企業の活動について概説します:SBC、Bell South、Verizon、NTT、Qwest、MCI、France Telecom、JDSU、Motorola、Intel、Huawei、Bookham、ADVA、UTStarcom、Ciena、Nortel、Corning、Lucent、Zhone
セッション3:技術動向 及び セッション4:光部品市場

光ファイバー業界は期待が高まっている産業である。トランシーバやスプリッタなどのFTTP部品については、今後もその性能を高め、同時にコストパフォーマンスは相当上がるであろう。短距離リンク向けのVCSELやSOAの利用も進むであろう。
また、偏光モード分散(PMD)やクロマティック分散補償に関する長距離の問題や、特にエレクトロニックチップのソリューションについての将来的な市場機会についても、今回取り上げられる。
その他にも、以下を含む多数の部品分野についても本プレゼンテーションで着目することになる:FSO、短距離向けの光パケットスイッチング、プレーナー導波、ホーリーファイバ、DWDM、CWDM、ROADM、光再生とOFA、種々の光受動部品と光能動部品。

ElectroniCast社は光通信だけでなく、光技術を応用した新しい市場分野に関しても言及させていただきます。

例えば、米国の科学者たちは、MEMS と VCSELの技術を結びつけることにより開発した、世界最小の原子時計を作りました。この開発で、原子時計による時間計測の正確さが間もなく携帯電話など手のひらサイズのデバイスやGPS(グローバル・ポジショニング・システム)受信機に、また腕時計にでさえ使えるようになります。これは、携帯電話や腕時計のひとつひとつに、いくつかの小型光部品が使われるようになる可能性を示唆しているのです。

ひとつの時計の中で、セシウム原子を含有する極小セルの周りに、高さ4ミリ幅1.5ミリの大量の光部品が垂直に積み重なり、その層は下から、未加工の852nm VCSEL、ガラスレンズ、減光フィルター、偏光波長板、セシウム原子含有のセル、シリコン光検出器でできているなど、光の応用分野には大きな期待が寄せられています。


スケジュール

13:15-13:30
受付
13:30-14:10
セッション1:通信市場の動向

  1. 長距離
  2. 短距離 (メトロ/アクセス;FTTP)
  3. 新しい市場機会
14:10-14:50
セッション2:財務、投資、M&A

  1. 通信事業者
  2. 部品メーカー
  3. システムメーカー
14:50-15:05
休憩
15:05-15:45
セッション3:技術動向
  1. FTTP部品
  2. VCSEL(面発光型半導体レーザー)
  3. SOA(半導体光増幅器)
  4. 分散補償(Dispersion Compensation)
  5. FSO(Free Space Optics)
  6. 光パケットスイッチング
  7. プレーナー導波
  8. ホーリーファイバー
  9. 原子時計の部品
  10. DWDM(高密度波長分割多重方式)とCWDM(低密度波長多重)
  11. ROADM(再構成可能型光アド/ドロップモジュール)
  12. 光再生(Regeneration)とOFA(光ファイバ増幅器)
  13. 種々の光受動部品と光能動部品
15:45-16:25
セッション4:部品市場の動向
  1. Bi-Di、FTTP用のTriplexとスプリッタ
  2. VCSEL
  3. SOAおよびOFA
  4. クロマティックモード、偏光モード−分散補償
  5. FSO リンク
  6. CWDM および DWDMモジュール
  7. ROADM
  8. 光ファイバー、コネクタ、スプライス
  9. 種々の光受動部品と光能動部品
16:25-17:00
質疑応答



調査会社のご紹介

エレクトロニキャスト社は、米国シリコンバレー(カリフォルニア州サンマテオ市)に本社を置く、光通信システム、機器・サブシステム、光部品・材料を専門とする調査会社です。 1981年の設立以来、変動の激しいこの分野において確実な技術・市場予測を世界の200社以上の企業に提供し事業戦略の立案に貢献してきました。 通信分野においてますます重要視される光ファイバー技術とそのアプリケーションをネットワークレベルから部品、材料のレベルまで幅広くカバーし、光アクセス、SOAs、WDM(DWD)、コネクター、VOAs、モジュレーター、スイッチなどの最新情報を提供しております。 エレクトロニキャスト社の詳細につきましては、www.dri.co.jp/elecast/をご参照下さい。
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