Teledyne Technologies Incorporated(NYSE:TDY)傘下のTeledyne FLIR Defenseは、M1135ストライカーの核・生物・化学偵察車両(NBCRV)センサー一式のアップグレードを目的とした低率初期生産に関する5年総額1億6830万ドルのIDIQ(Indefinite Delivery Indefinite Quantity)契約を米陸軍から受注したと発表しました。また、同社は750万ドルの最初の納品注文も受注しました。
Teledyne FLIRは、化学、生物、放射線、核(CBRN)センサーを改良し、自律性を高めた陸軍のNBCRVシステムの近代化を主導するインテグレーターです。同社は、政府による試験用に初期のセンサースイートアップグレードのプロトタイプをすでに納品していました。試験結果が良好だったため、今回の生産契約の受注につながりました。
NBCRVのSensor Suiteは、サードパーティのソリューションの中でも、FLIRのMUVE™ B330生物検知装置を搭載した小型無人航空機SkyRaider™の機能を備えています。また、FLIRが開発したコマンド&コントロールシステムは、すべてのデバイスとプラットフォームを統合し、センサフュージョンと自動化機能により、ユーザーの認知負担を軽減し、意思決定を改善します。
「NBCRVの高度なセンサー機能は、大量破壊兵器から兵士を守り、将来の戦場での任務遂行能力を高めるでしょう。当社は、UASプラットフォームと遠隔センシングソリューションを活用し、NBCRVセンサースイートを提供することで、米陸軍との共同作業を継続できることを光栄に思います。」とTeledyne FLIR Defenseの社長JihFen Lei博士は述べています。
NBCRVプログラムは、2029年までオクラホマ州スティルウォーター、メリーランド州エルクリッジ、アリゾナ州ツーソンの各施設で継続される予定です。
情報源:Market Forecast社
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