Teledyne Technologies Incorporated(NYSE:TDY)傘下のTeledyne FLIR Defenseは、同社のBlack Hornet® 4 Personal Reconnaissance Systems(個人偵察システム)を米陸軍に提供する5年契約を締結しました。この契約は最大9100万ドルに上ります。この先進的なナノ無人航空機システム(UAS)は、Soldier Borne Sensor(SBS)プログラムのフェーズIIの一環として採用されます。
Teledyne FLIR社は、Black Hornet 4無人機、コントローラー、予備部品、およびトレーニングの最初の納入分をカバーする2500万ドルの初期注文を受けました。
米国陸軍は、2018年に最初のSBSプログラム用にBlack Hornet 3システムの取得を開始しました。それ以来、多目的無人機に対して総額2億1500万ドル以上の注文を出しています。兵士たちは、このUAVを使用して小隊や小規模部隊の監視および偵察能力を強化しています。
Black Hornet 4システムは、兵士が簡単に持ち運びでき、素早く発進させ、その後、ビデオや画像をオペレーターに送信できるように設計されています。この機能により、兵士は安全な位置からより安全に状況を把握することができます。
「Black Hornet 4は、世界で最も危険性の高い任務に最適なナノUASとして際立っています。「陸軍が兵士携帯型センサーのドローンとして当社製品を選び続けてくれていることを光栄に思います。また、当社の技術が戦場の兵士たちに真の変化をもたらしていることを誇りに思います。」と、Teledyne FLIR Defenseの社長であるJihFen Lei博士は述べています。
Black Hornetシステムは現在、40カ国以上の国々で使用されており、兵士が活動中や移動中にその地域の重要な情報を収集する必要がある場合に迅速な対応を提供しています。
受賞歴のあるBlack Hornet 4は、ノルウェーのTeledyne FLIR Defenseが設計・製造しています。最新のSBSフェーズIIの納品は9月に開始されました。
情報源:Market Forecast社
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