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中国規制当局、オートフライト社のプロスペリティ旅客eVTOL機のTC申請を承認

中国民用航空局(CAAC)は、オートフライトの5人乗り電動垂直離着陸(eVTOL)機「プロスペリティ」の型式証明(TC)申請を正式に受理した。

認証手続きは2024年4月26日に開始された。プロスペリティは純粋な電気推進システムを搭載し、最大離陸重量は2,200kgで、5人乗りのキャビンデザインを特徴としている。リフト・アンド・クルーズ」翼型により、マルチローター機やヘリコプターのような垂直離陸が可能である。飛行モードに入ると、固定翼飛行に切り替わり、水平巡航が可能になる。離着陸の多用途性、効率性、利便性、環境安全性により、「エアタクシー」の理想的な選択肢となる。eVTOL機は、都市内や都市間のポイント・ツー・ポイントの空の旅に利用され、最終的には地上の自動車サービスと同様の価格を提供することを目的としている。

耐空証明の取得は、航空機の飛行安全を確保するための最初の基準であり、航空機が商業運航を開始するための前提条件でもある。2024年3月22日、オートフライトが独自に開発した無人航空機システムCarryAllは、中国民用航空局(CAAC)が発行する型式証明(TC)を取得し、1トン以上のeVTOL機として世界で初めて型式証明を取得した。

オートフライトは2月、中国南部の深セン市と珠海市を結ぶ世界初の都市間電動エアタクシーのデモフライトを実施した。オートフライトのプロスペリティ航空機は、深圳から珠海までの50km(31マイル)のルートを自律飛行し、重要なマイルストーンを達成した。珠江デルタを横断する飛行に要した時間はわずか20分で、自動車では3時間かかる道のりだった。この偉業は、海を横断し都市間を結ぶルートでのeVTOL機の世界初の一般飛行を意味する。

深圳と珠海を結ぶ路線は、中国南部の大湾岸地域に数千のバーティポートと数百のeVTOL航空路線を開設する「低高度経済」戦略を展開する同地域政府が計画する将来の航空交通シナリオの一部である。

情報源:Market Forecast社

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