EDGEグループとフィンカンティエリ社、MAESTRAL造船JVを設立し、10隻の艦艇を4億ユーロで受注すると発表

世界有数の先端技術・防衛グループであるEDGEと、世界最大級の造船会社であるフィンカンティエリは本日、アブダビを拠点とする両社の造船合弁事業（JV）であるMAESTRAL（メストラル）の立ち上げを正式決定する契約を締結した。今年2月に初めて発表されたこのJVは、先進的な艦艇の設計・製造における世界的な機会を活用する。EDGEはこのJVに51％出資し、NATO域外からの受注とNATO加盟国からの戦略的受注のプライム権を獲得する。

この契約調印に続いて、UAE沿岸警備隊が技術的に先進的な51m型オフショア巡視船（OPV）10隻（4億ユーロ相当）の大量発注を発表した。

P51MR級51m型OPVは、実績のあるサエティア級をベースとし、高いモジュール性、荒海条件下での安定性、低いレーダー信号シグネチャー、高い運用柔軟性を特徴とする最新鋭の船舶である。

EDGEグループ会長のファイサル・アル・バンナイ閣下は、次のように述べた： 「フィンカンティエリとのユニークなベンチャー設立を発表してからわずか3カ月で、アブダビの造船所とイタリアの造船所の両方で建造されるこの洗練されたOPVの重要な国家発注を発表することになりました。これは、EDGEとそのパートナーがいかに迅速に業務を遂行し、リソースを動員できるかを示すだけでなく、互恵的なパートナーシップ、知識と専門知識の交換、技術革新による卓越した技術の継続的追求を通じて、国際的な輸出成長を目指すという当社の戦略を明確に示すものです。また、メストラルが世界中の海軍や沿岸警備隊に、技術的に先進的な一連の船舶を含む多様な海事ソリューションの広範なポートフォリオを普及させる機会を開くことにもなる。」

フィンカンチエリCEO兼マネージング・ディレクターのピエロベルト・フォルジエーロは、次のように述べている： 「MAESTRALの誕生と、EDGEグループとの協業開始以来初の大型受注を発表できることを誇りに思います。本日の調印は、このジョイント・ベンチャーがいかに大きな価値を持つ産業プラットフォームであるかを具体的に示すものであり、UAEのような戦略的市場で生じる機会を捉えるだけでなく、当社の商業能力をさらに発展させ、アブダビ輸出プラットフォームに関連して国際防衛分野における成長と拡大のための新たな重要な機会を創出することを可能にするものです。」

MAESTRALは、販売、商業運営、設計とサービスのためのエンジニアリングに集中すると同時に、高度に熟練した国内外の人材に貴重な雇用機会を提供する。

情報源：Market Forecast社

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