Exolaunch社、NASAのACS3衛星の展開に成功

打上げミッション管理、統合、衛星展開サービスの世界的プロバイダーであるExolaunch社は、ロケットラボの「Beginning of the Swarm」ミッションに搭載されたNASAの先進複合ソーラーセイルシステム（ACS3）衛星に、業界をリードする展開サービスを提供した。

打上げは4月23日、ニュージーランド東部標準時1000日／協定世界時2200日に、ニュージーランドのマヒアにあるロケットラボ発射場1から行われた。同社がNASAのために配備した最初の衛星であるこの画期的な打ち上げは、エクソランチ社にとって28回目のミッションであり、民間企業、研究機関、政府宇宙機関の宇宙産業における信頼できるパートナーとしての地位をさらに強固なものにした。

コングスバーグ・ナノアビオニクス社製の12U超小型衛星バスを搭載したACS3は、太陽光を推進力に利用するソーラーセイル・システムの新しい構造をテストしている。衛星は、Exolaunch社の飛行実績のあるEXOpod展開装置を使用して軌道への展開に成功し、打上げミッションの統合と信頼性の高い衛星展開ハードウェアにおける同社の専門知識を強調した。

NASAのACS3は現在軌道上にあり、このミッションの主な目的は、一辺が約30フィートのソーラーセイルを展開するように設計された軽量ブームの展開をテストすることである。ACS3は、宇宙空間でソーラーセイルに複合材ブーム、セイルパッキング、展開システムを初めて使用することを意味する。

さらに、化学推進システムや電気推進システムに代わる実行可能な推進システムとしてソーラーセイルを探求することは、将来の低コストで効率的な深宇宙ミッションを可能にする上で極めて重要である。この革新的な技術は、宇宙気象観測衛星、小惑星偵察ミッション、太陽観測ミッションなど、様々な用途に大いに期待され、宇宙探査と科学の大きな進歩に貢献します。

エクソラウンは「NASAのACS3ミッションに参加できたことを光栄に思います。NASAとコングスベルグ・ナノアビオニクスがこの重要なマイルストーンに到達したことを祝福し、ロケットラボが軌道までスムーズに運んでくれたことに感謝します。我々は、ACS3の潜在的な応用が展開されるのを楽しみにしており、小型衛星を利用した宇宙探査におけるNASAの革新的な試みを支援し、可能にすることを誇りに思っている。」とコメントした。

情報源：Market Forecast社

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