ヨーロッパの大手ロボット・自律システム開発企業であるMilrem Robotics社は、日本の陸上自衛隊にTHeMIS無人地上車両を供給する契約を獲得した。
同社は、物資輸送や情報収集など様々な任務に対応するよう構成されたTHeMIS UGVを3台日本に供給する。この車両にはMilrem社のインテリジェント機能キット(MIFIK)が搭載されており、オンロードとオフロードを独立して運用することができる。MIFIKにより、UGVのオペレーターはウェイポイント・ナビゲーションを使用してミッションを計画し、走行中の車両の挙動を設定することができる。
MIFIKは車両の移動にのみ使用される。
「陸上自衛隊の目標は、人的被害を抑えながら非対称的優位性を獲得するために、無人アセットで防衛能力を根本的に強化することである。UGVが独自に適する任務です」とMilrem Robotics社のCEOであるKuldar Väärsi氏は述べた。
さらに同氏は「日本の陸上自衛隊が、先進的なロボット工学によって陸上部隊の戦闘効果を高め、その能力目標を達成するための支援に当社を選んでくださったことを光栄に思います。」と付け加えた。
THeMIS UGVは、日本防衛省が新たに導入した迅速取得プログラムの対象として選定された。Milrem Roboticsは、日本が一刻も早く装備できるよう最大限のサポートを提供する。
また、THeMIS UGVが選ばれた理由は、最先端技術を活用し、NATO8カ国を含む16カ国ですでに採用されているからである: エストニア、フランス、ドイツ、オランダ、ノルウェー、スペイン、英国、米国である。THeMIS UGVは、ロシアとの戦争でもウクライナ兵を支援している。
THeMIS UGVは、より多くの兵士の安全を守り、自衛隊の活動をより効率的にする新たな方法を提供することが期待されている。
情報源:Marke Forecast社
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