サフラン社、英国国防省マーリン・ヘリコプター・エンジンのサポート契約を更新

フランス本社のサフラン・ヘリコプター・エンジンは、英国海軍の55機のMerlinヘリコプターに搭載されているRTM 322エンジンの継続的なサポートに関して、英国国防省の防衛装備・支援（Defence Equipment & Support：DE&S）機関と新たな契約を締結しました。このSingle Source Qualifying Defence Contractは、2024年4月1日から6年間実施され、オプションでマーリンのOut-of-Service Dateである2040年までサポートを延長することができる。

この契約は、サフラン・ヘリコプター・エンジンが信頼性と部品供給力に重点を置き、エンジンの稼働率が常に要求される目標を上回っていた11年間のサポート契約を基礎とするものです。俊敏で生産量に基づいたアプローチにより、新しい契約ではエンジンの可用性とミッションの成功を最大化しながら、需要に応じた迅速なサービスの提供が可能になります。

このサービスは引き続き英国ファレアムにあるサフラン・ヘリコプター・エンジン社の充実した設備で運営され、英国海軍の作戦部隊に迅速なエンジン・メンテナンス、技術的アドバイス、ロジスティック・サポートを提供します。この新しい契約は、サフランのファレアム拠点とその産業能力を維持するための重要な要素です。この契約によって支援される32人の英国人直接雇用だけでなく、160人以上の英国人雇用の将来的な安定にも影響を及ぼします。

DE&Sのヘリコプタ・ディレクターであるキース・ベセルは、次のように述べている： 「長年にわたり、Merlinは軍隊にとって卓越した多用途性を証明し、サフラン・ヘリコプター・エンジンの専門知識はRTM 322エンジンのきめ細かいサポートを通じてその成功に貢献してきました。この契約は英国で30人以上の高度な技術を要する雇用を確保するだけでなく、当社のマーリン・ヘリコプターを運航する人々やそのサポートに信頼を寄せる人々に、エンジンが可能な限り最善の方法でケアされ、メンテナンスされているという信頼をもたらすものです。

サフラン・ヘリコプター・エンジンのCEOであるCedric Goubetは次のように述べています： 私たちは英国国防省と英国海軍の任務をサポートできることを大変誇りに思っており、国防省がマーリン・ヘリコプターのOut-of-Service dateまでRTM 322エンジンサポートの優先サプライヤーとして私たちを信頼してくれたことを嬉しく思っています。私たちは、ダイナミックな技術およびロジスティック・サポート・モデルのおかげで、現行契約中にマーリン・フリートに提供してきた優れたレベルのエンジン稼働率に、これまで以上に全力を注いでいます。我々は、英国国防省との長年のパートナーシップを継続し、英国における我々の優れた能力と施設をさらに発展させることに興奮している。

情報源：Safran Aircraft Engines