世界の多くのトップデータセンター市場は、エネルギーコストの上昇、接続性、場合によっては新規データセンターの建設凍結といった問題に直面しています。
意思決定者がこうした課題を乗り越え、将来に備えることができるよう、当社は、世界3,000都市の現在の接続性と潜在的な接続性、およびデータセンター市場規模を測定する動的なツールであるマーケットコネクティビティスコア(MCS)を立ち上げました。
2024年第4四半期の時点で、MCSは、近未来における接続インフラの成長が最も速い都市として、マレーシアのクアラルンプールをランク付けしました。
総合的な将来成長スコアが100点満点中46.3点のクアラルンプールは、計画中のクラウドリージョン、データセンター開発、海底ケーブルの評価が高く、他の新興都市を抑えて首位に立っています。
クアラルンプールを支えているのは、計画中のクラウド地域の最高スコア100です。現在、アリババがこの市場にクラウド地域を展開していますが、マイクロソフト、グーグル、AWSもすべて展開の準備を進めています。クアラルンプールは計画中のデータセンターで高い評価を得ており、フランクフルト、ワシントンD.C.(ノーヴァ)、ベルリンに次いで2位となっています。
MCSスコアの高いその他の大都市圏には、シンガポール、フランクフルト、オークランド、バンコク、メキシコのサンティアゴ・デ・ケレタロなどが含まれ、近い将来にデータセンターの拡張が期待できることを示しています。
完全版のMarket Connectivity Scoreツール(データセンターリサーチサービスの購読者向け)では、接続性、価格、電力など、ユーザーにとって最も重要な属性に基づいて、世界中のデータセンター市場を比較することができます。 このツールでは、9つのグループに分類された数十種類の異なるデータセットを統合しています。
また、主要都市圏や大手小売業者におけるキャパシティ、電力、価格動向に関する洞察など、グローバルなデータセンター市場の動向に関する専門家の分析も、加入者の皆様に有益な情報となります。
MCSによると、世界で最も接続性の高い都市トップ10は以下の通りです。
当社は、データセンター事業に関するより良い意思決定を行うために、購読者が最新の情報を入手できるよう、MCSを四半期ごとに更新しています。
情報源:Telegeography社
お問合せ:Telegeographyへのお問合せはデータリソース(office@dri.co.jp)までご連絡下さい。