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欧州と北米のEV充電ポイント数は2028年までに3,600万カ所に達する

ベルク・インサイトは、欧州と北米の電気自動車充電インフラ市場に関する新たな調査結果を発表した。欧州と北米におけるEV充電ポイントの数は、2023年には推定740万ユニットに達する。欧州はこれらの充電ポイントのうち約550万台で最大のシェアを占め、接続普及率は70%に相当する。北米では、充電ポイント総数のうち約190万台が接続されており、接続普及率は56%に相当する。年平均成長率37%で成長する両地域の接続充電ポイント数は、2028年には3,570万カ所に達すると予想される。

コネクテッドEV充電ステーション市場は、さまざまなプレーヤーがさまざまなセグメントに対応している。充電ステーション管理用のバックオフィス・ソフトウェア・プラットフォームは、充電ステーション管理に特化したソフトウェア企業、ハードウェア・プロバイダー、充電ポイント・オペレーター(CPO)など、さまざまな企業から提供されている。

CPOが自社開発したバックオフィス・プラットフォームは、場合によっては他のCPOにホワイトラベル・ソリューションとして提供されることもある。ChargePointは、独自のソリューションを使用し、さらに他のCPOにも提供している北米の大手CPOである。

同社はまた、北米における同社のソフトウェア・プラットフォームに接続された充電ポイントの数でもトップである。同地域で、自社のプラットフォームに接続された充電ステーションの数が多いのは、Blink Charging、Flo、EV Connect、Shell Recharge Solutions、Teslaなどである。

さらに、ChargePoint と Enel X Way が、この地域の接続型自家用充電器の大半を占めている。自社のプラットフォームに接続された充電ポイントの数が多い専門的なソフトウェア・ベンダーの例はヨーロッパでより多く、Last Mile Solutions、Virta、GreenFlux、Driivz、AMPECOなどがある。

Easee、Zaptec、Pod Pointのような、よりハードウェアに重点を置く企業は、多くの接続された充電ポイントを持っているが、通常、ソフトウェアで提供するユースケースの包括的なセットをサポートしていない。

シェル・リチャージ・ソリューションズ(Shell Recharge Solutions)やEVBox(Engie)のようなフルサービス・プロバイダーは、ヨーロッパで重要な事業者となっており、彼らのバックオフィス・プラットフォームに接続された充電ポイントを相当数保有している。また、ヨーロッパのCPOのいくつかは、独自のソフトウェア・ソリューションを開発し、Vattenfall、Innogy、Allegoなど、多数の充電ポイントを管理している。

「EV充電ステーションに通信技術を統合することで、EV充電ステーションに関連するエネルギーコストにかなりの影響を与えることができる。

接続された充電ステーションは、電力会社向けのグリッド・サービス・ソリューションに含めることができ、充電出力を一時的に低下させることで、電力網への一時的な負担を軽減することができる。負荷管理はまた、充電出力を送電網接続の容量内に保つことを可能にすることで、送電網への負担を軽減することもできる。

「コネクテッド・チャージング・ポイントは、その所有者が電力会社の需要応答プログラムをサポートすることを可能にし、それによって自らの充電コストも削減する。EVの普及とエネルギー価格の高騰は、コネクテッド充電とスマート充電ソリューションの必要性をさらに高めるでしょう」とヤンソンは続ける。

家庭用充電器との接続にも価値がある。「コネクテッド家庭用充電ステーションの数は、両地域で増加している。例えば、コネクテッド・チャージャーを使えば、自宅の所有者が仕事の出張に伴うEV充電の料金を払い戻すことができるため、公共充電の必要性とそれに伴うコストを削減することができます」とヤンソン氏は締めくくった。

情報源:Berg Insight社

お問合せ:Berg Insightに関するお問合せはデータリソース(office@dri.co.jp)までご連絡下さい。

 

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