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ガイドハウス、持続可能な冷暖房を推進する国際気候イニシアティブを支援

課題

気温の上昇と人口増加、都市化、生活水準の向上が相まって、冷房需要は急増する見通しです。 推定36億台の冷房機器がすでに世界中で使用されており、毎秒約10台のペースで増加しています。 より持続可能な冷房ソリューションを使用することで、2100年までに最大0.5℃の地球温暖化を防ぐことができます。エジプト、ヨルダン、レバノン、トルコでは、急速に高まる冷却需要と構造的なエネルギー問題に直面しています。 ドイツ連邦政府の資金調達手段である国際気候イニシアティブ(IKI)は、発展途上国や新興国における気候変動対策と生物多様性の保全を支援しており、この4か国のパートナー国が気候変動を緩和しながら暑さへの耐性を高めることを支援したいと考えていました。

ソリューション

IKIは、6年間にわたって4カ国で、民間部門と公共部門の両方に持続可能な冷却プログラムを提供できるコンソーシアムの設立と主導をGuidehouseに依頼しました。 Guidehouseのプロジェクトチームは、国際的な分野横断的な専門知識と現地の洞察力を組み合わせます。 Guidehouseチームはドイツ、英国、オランダにまたがり、トルコ、ヨルダン、エジプト出身者を含む4大陸の人々で構成され、金融、政策、テクノロジー、コミュニケーションの分野を網羅しています。このコンソーシアムは、ドレスデン空気処理・冷凍研究所などの技術的権威、国連開発計画やフランクフルト・スクール・オブ・ファイナンス・アンド・マネジメントなどの世界的オピニオンリーダー、レバノン省エネルギーセンターやヨルダン王立科学学会傘下の国立エネルギー研究センターなどの地元パートナーを結集しています。 2021年に開始され、2027年まで実施されるこのプログラムは、「クールアップ – 持続可能な冷却の高度化」と題されています。

クールアッププログラムは、住宅および商業用空調、ならびに商業用冷蔵(特にスーパーマーケット)を対象としています。実証プロジェクトは、持続可能な冷却技術への信頼を構築し、確かな証拠に基づく新たな技術革新を促し、現地メーカーが持続可能な製品ラインへの移行を支援します。利害関係者との対話は、効率の悪い冷却機器や冷媒の交換と安全な廃棄、冷却機器の運転改善、トレーニング、意識向上の促進など、実施に向けた取り組みを促進します。

インパクト

ガイドハウスとコンソーシアムはすでにパートナー政府からの支持を得ており、政策と高レベルの行動計画の策定に取り組んでいます。政策や規制は、冷却業界を変革するだけでなく、冷却需要を削減する上でも重要な要素です。なぜなら、遮光や通風、建物の外壁の質を向上させるといった選択肢や需要管理は、いずれも熱への耐性を高めるものだからです。このプログラムは、インフラの耐性を高めることに成功した組織に共通する強みをいくつか示しています。その強みには、イノベーション、政府およびNGOとの強力な連携によるつながり、そして世界中のパートナー国とのチームワークが含まれます。

情報源:Guidehouse

お問合せ:Guidehouseに関するお問合せはデータリソース(office@dri.co.jp)までご連絡ください。

 

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