Kongsberg Defence & Aerospace (KONGSBERG) はリトアニア共和国国防省と、NASAMS防空システムの追加納入に関する契約を締結しました。1億9300万ユーロの契約により、リトアニアは最新技術と強化された防空能力を手に入れることになります。
契約の一環として、リトアニアは2017年に取得したNASAMS機器の一部をアップグレードします。今回の取得は、2023年12月に発注されたNASAMS発射ユニットの増設に続くもので、リトアニアに最も近代的で先進的な防空システムを提供します。
「KONGSBERGは、既存のNASAMSユーザーから、NASAMS資産のアップグレードと拡張の需要が高まっていることを認識しています。NASAMSシステムは、世界の地政学的状況を踏まえると、重要な防衛能力です。リトアニアとの契約は、同国のNATOとのパートナーシップも強化します」と、KONGSBERG Defence & Aerospaceの社長であるEirik Lie氏は述べています。
以前、リトアニア国防省は、ウクライナへの寄贈用にNASAMSミサイルランチャーを購入しました。このシステムは、ウクライナの人々と重要なインフラの保護に貢献しています。
NASAMSのモジュール性とオープンアーキテクチャにより、新技術の継続的な導入が可能となり、システムの耐用年数全体にわたって新たな脅威や任務への適応が保証されます。NASAMSは、幅広い防空任務をカバーする市場で最も柔軟なソリューションであり、NASAMSアーキテクチャの一部として長距離防空や戦術弾道ミサイル対策の成長可能性も備えています。
今回の調達により、リトアニアは現在13カ国で構成されるNASAMSコミュニティへのコミットメントをさらに強化することになります。
情報源:Market Forecast社
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