スマートテキスタイル、C2、レーダー：EDAが欧州の新たな防衛基金プロジェクトに着手

欧州防衛機関（EDA）は、欧州防衛基金（EDF）2022の提案募集で選定された3つの新規プロジェクト、ARMETISS、EC2、TIRESYASの実施を開始しました。

EDFは、欧州の防衛技術および産業基盤の競争力を支援し、協力関係を奨励しています。防衛研究および能力開発への財政支援を目的としています。欧州委員会による拠出合意書の署名後、EDAはプロジェクトの間接的な管理を担当します。

ARMETISS

プロジェクト「統合兵士システムのためのスマート多機能テキスタイル」は36ヶ月の期間で、EUから2,000万ユーロの助成金を受けます。NFMグループ（ノルウェー）が調整役を務めるコンソーシアムには、7ヶ国から合計20の参加者が含まれます。

このプロジェクトでは、革新的な繊維技術とスマート機能を活用し、兵士の保護を強化し、パフォーマンスを向上させ、軍事作戦中の作戦能力を改善するスマートな衣類と装備を開発します。

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EC2

「欧州指揮統制システム」プロジェクトは、欧州防衛産業開発プログラム（EDIDP）プロジェクトESC2の継続となります。 総額約3000万ユーロのEU助成金により、プロジェクトは24ヶ月間実施されます。 Indra（スペイン）が主導するコンソーシアムには、13カ国から19の参加者が参加しています。

EC2は、共通安全保障・防衛政策（CSDP）の全ミッションおよびオペレーションを対象とした、マルチドメインのコマンド＆コントロールソリューションを開発します。このプロジェクトは、政府関係者との相互運用性を高め、適切なレベルのセキュリティを確保して情報交換を促進することに貢献します。また、コマンド＆コントロール（C2）の単一アクセスポイントを構築することで、すべての運用能力を一元化します。

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TIRESYAS

プロジェクト「レーダー欧州システム応用技術革新」は、EDF 2021の公募で選定されたプロジェクトARTURO（欧州における先進レーダー技術）を補完するものです。1500万ユーロの予算が組まれたこのプロジェクトは36ヶ月間実施されます。コンソーシアムはレオナルド（イタリア）が主導し、11ヶ国から29の組織が参加します。

TIRESYASは、レーダー性能とセンサーの耐性を強化する革新的な技術を模索し、破壊的な多機能レーダーシステムの開発を目指し、新たな脅威や極超音速ミサイルへの対抗策を講じる。

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情報源：Market Forecast社

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