RBSL、DVD 2024で初の一般公開となるチャレンジャー3を発表

英国軍が運用する戦車の中で最も強力な新型のチャレンジャー3が、ミルブルックで開催される英国陸軍の防衛車両力学(DVD)イベントで展示されます。

チャレンジャー3は、英国テルフォードの製造施設を拠点とするラインメタルBAEシステムズ・ランド(RBSL)が設計・製造したもので、英国の同盟国と英国およびヨーロッパで最も評価の高い車両システムサプライヤーとの協力による先進的な軍用車両製造の代表例です。

DVDをご覧になれば、英国製のチャレンジャー3が、最新のテクノロジーを駆使してユーザーの使いやすさを考慮して設計されており、今日の戦場の課題に対応する車両を提供し、運用上の効率性と乗員の安全性と快適性を確保していることがお分かりいただけるでしょう。これは、RBSLのエンジニアが陸軍の担当者と協力し、車両の設計と要件のパラメータ内で必要に応じて適応させるという、共生的な開発アプローチによって実現されました。

チャレンジャー3には次世代のモジュラー式装甲システムが搭載されます。この新しいモジュラー式装甲は、防衛科学技術研究所(DSTL)の装甲の世界的権威者たちによって設計され、DE&SとRBSLとの共同開発により、主力戦車の生存性を飛躍的に向上させます。これまでの試験は成功しており、予定よりも早く進んでいます。2025年にはさらなる試験が予定されています。

合計148両のチャレンジャー3主力戦車がアップグレードされる予定です。今年、すでに2両のプロトタイプがテルフォードのラインメタルBAEシステムズランド(RBSL)の工場生産ラインから完成し、今後数か月の間にさらに6両のプロトタイプ車両が納入される予定です。 140両が追加で製造され、英陸軍に納入される前に、性能を検証し改良を加えるための試験がすでに開始されており、順調に進んでいます。

RBSLのウィル・ギビー最高経営責任者(CEO)は「RBSLの能力の結晶である製品がDVDで展示されることを誇りに思います。このイベントのテーマである『未来を現在に引き寄せるために共に取り組む』というテーマをサポートするものです。RBSLチームは大きな進歩を遂げており、チャレンジャー3は非破壊試験に成功し、さらに能力試験が控えています。RBSLは、NATOで最も先進的で高性能な主力戦車を製造しただけでなく、このプログラムを実現する開発能力(人材、プロセス、ツール、施設、知識など)は、新たな顧客ソリューションをカスタマイズするために必要な基礎となるものです。RBSLが国際的な同盟国とともに軍用車両の設計と製造の未来を形作ることを期待しています。」と述べています。

チャレンジャー3は、8億ポンドを超える契約に基づき、ラインメタルBAEシステムズ・ランド(RBSL)が納入しており、RBSLでは130人のエンジニアと70人の技術者を含む約300人の雇用が創出され、さらに英国全体で450人の雇用が創出されています。

この契約により、ウェスト・ミッドランズ、グラスゴー、ニューキャッスル・アポン・タイン、ワイト島などの企業を含む英国のサプライチェーンを活用し、RBSLのテルフォード施設に4000万ポンドの対内投資がもたらされました。

英国陸軍のブースでは、来場者はチャレンジャー3を見ることができます。

情報源：Market Forecast社

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