Anduril社、オーストラリア空軍と3年契約を締結し、オーストラリア北部の基地の保護強化に向けた自律型セキュリティ機能を提供

国防技術企業であるオーストラリアのAnduril社は本日、オーストラリア空軍(RAAF)との3年間の試験契約を締結したことを発表しました。この契約により、RAAFダーウィン基地でAndurilの防空および対地防衛能力を実証し、オーストラリア北部の国防基地を無人機やその他の脅威から守ることを支援します。
Andurilの基地防衛能力は、アクティブおよびパッシブセンサー、運動および非運動エフェクターを展開するシステムファミリーアプローチを採用しています。このシステムは、RAAF基地ダーウィンの特定のセキュリティ要件とダーウィンの独特な環境に合わせて調整されています。

このシステムは、オープンアーキテクチャのソフトウェアプラットフォームであるLatticeによって稼働し、Andurilやサードパーティのセンサーおよびエフェクターの効果的な統合とコマンド&コントロールを可能にします。Latticeは、24時間365日持続的な認識と自律的な検出、分類、および関心対象の追跡を可能にします。また、地上または空中の潜在的な脅威をユーザーに警告し、緩和または対処のオプションをユーザーに提示します。

オーストラリア空軍との契約により、Anduril Australiaは、能力をサービスとして提供する形で、ドローン対策および侵入対策を提供できるようになります。Anduril Australiaは、ハードウェアとソフトウェアシステムの継続的なアップデートを維持し、急速に変化する脅威の状況に対してシステムが常に適切かつ効果的であるよう、新たな能力の開発と展開を行います。これにより、お客様に追加費用を負担いただくことなく、システムの将来性を確保できます。

Anduril Australiaの会長兼最高経営責任者(CEO)であるデイビッド・グッドリッチ OAMは「現在の紛争は、戦争がいかに急速に進化しているかを私たちに示しています。 オーストラリア国防軍(ADF)の隊員と装備を空中および地上からの攻撃から守るために、高度なテクノロジーを導入することが今も、そして将来も不可欠です。 当社の能力をサービスとして提供するアプローチは、急速な技術革新を予測し、それに対応できるように設計されています。

能力のサービスとしての提供は、防衛産業では新しい取り組みですが、急速な技術革新を迅速に展開する必要のあるハイテク産業では、頻繁に利用されています。ハードウェアとソフトウェアは、新しい開発が利用可能になると、定期的に更新およびアップグレードされます。これは、防衛分野で使用される従来のブロックアップグレードプロセスとは異なります。アップグレードは、年に1回、あるいはそれ以下の頻度でしか行われないこともあります。

Andurilの自律型セキュリティ機能は、広範な脅威に対して24時間365日の対応を提供します。
「アンドゥリルはオーストラリアではゴーストシャークの海上能力でよく知られていますが、当社は多領域、多製品企業であり、オーストラリア北部の基地の保護を強化する最高のテクノロジーを提供するため、実証済みの対UASソリューションを共有するこのRAAFダーウィン基地との契約締結を発表できることを嬉しく思います。」と述べています。

またオーストラリア空軍の広報担当者は次「国防戦略では北部基地の強化が優先されています。このシステムは、RAAF ダーウィン基地への侵入に対抗し阻止する先進技術をもたらすとともに、国防省が、ADF が将来の脅威に対処するのに役立つ新たな能力を理解するのに役立つでしょう。」と述べています。

情報源：Market Forecast社

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