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エルビットUK、Dismounted Joint Fires Integrator(D-JFI)プログラムのCDRを完了

エルビット・システムズUK(ESUK)は、英国軍の全軍種に統合目標捕捉ソリューションを提供する「Dismounted Joint Fires Integrator(D-JFI)」プログラムのクリティカル・デザイン・レビュー(CDR)を成功裏に完了しました。このシステムは、兵士が目標を見つけ識別する能力を強化し、より迅速かつ正確に発砲するために必要な重要な照準情報を提供します。このシステムは、統合ターミナル攻撃管制官(JTACS)および火力支援チーム(FST)によって使用され、CDRの完了は、システムを軍関係者の手に届けるための重要なステップとなります。

D-JFIシステムは、ユーザーが高精度でターゲットを特定し、近接航空支援、海上、または砲兵部隊に情報を提供し、それらの部隊が直接ターゲットと交戦することを可能にします。この最先端の「センサーから射手へ」システムは、技術統合を主導するESUKの熟練エンジニアチームによって実現されています。

D-JFIは、使いやすさを向上させるため、世界トップクラスのセンサーと、画像、状況認識、情報データを統合した直感的なアプリケーションを組み合わせたシステムです。このシステムは能動的および受動的な検出の両方を使用しており、戦闘中にユーザーのシグネチャを隠すことができます。つまり、タブレット上の専門ソフトウェアを使用することで、D-JFIが収集した情報は砲兵システムまたは航空機にデジタル送信され、システムを操作する兵士は隠れたまま、ターゲットに即座に攻撃を加えることができるのです。

エルビット・システムズUK社は今後数か月の間にシステム受入試験に進み、2025年に英国国防省への納入が予定されています。最前線の部隊への納入後、JTACソリューションは2025年に運用が開始され、FSTの派生型は2026年に就役する予定です。これは英国を拠点とする強力なサプライチェーンのデモンストレーションであり、英国軍のデジタル化への取り組みと近代化を支援するESUKの立場を強化するものです。

D-JFIには、TORCH-X FIRES ターゲティングアプリケーション、AION-C マルチスペクトラル電子光学ペイロード、RATTLER XRおよびRATTLER H ターゲット指定装置、迅速かつ正確なターゲット識別と位置特定のための Hattorix マウントシステム、C4I 降着システムコンポーネント用の電力およびデータ分配ハブおよび戦術ルーターであるSmart-Hubなど、エルビット・システムズ・UKの多数の先進技術が組み込まれています。英国軍の戦術通信システムおよび地上から空中ネットワークに完全に統合されたD-JFIシステムは、ESUKの他のプログラムとともに、英国全土で数百件の業務をサポートしています。これには、英国の主権と行動の自由に関する要件に対応するプログラムの下請けとして英国に拠点を置く5社が含まれます。

「D-JFIシステムは、最先端技術を活用して、ユーザーが砲火支援の目標を評価し指定することを可能にする、革新的な最先端ソリューションです。ますます複雑化する状況において、エルビット・システムズUKのD-JFIシステムは英国軍に運用上の優位性をもたらすでしょう。そして、来年度には最前線の部隊にこのシステムを配備できるよう、英国軍と緊密に協力し続けていきます。」とESUKのCEO、マーティン・フォーセット氏は語った。

情報源:Market Forecast社

お問合せ:Market Forecastに関するお問合せはデータリソース(office@dri.co.jp)までご連絡下さい。

 

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