AV社、重油エンジン搭載のVTOL UAS「JUMP 20」の飛行試験に成功

AeroVironment社（AV）は、重油エンジンを搭載したJUMP® 20無人航空機システム（UAS）のデモンストレーションに成功しました。重燃料エンジンがもたらす高馬力と低燃費は、AV社の実績あるジャンプ20プラットフォームの能力を拡大します。重燃料エンジンの統合により、ジャンプ20は厳しい条件下でも自律的に運用できるマルチドメイン・マルチミッションUASとしてさらに確立されます。

「ジャンプ20に重油エンジンを追加することで、運用寿命が長く、性能が高く、燃料消費が効率的な比類のないVTOLソリューションをグローバル軍に提供する。利用可能な燃料源がそれぞれの後方支援計画によって左右される可能性がある陸海空の領域に適している。重燃料への適合性は多くの顧客にとって強い要求であり続けており、我々は実績のあるジャンプ20をこれらの要求に完全に適合させるために大きな進歩を遂げた。」とAV社の中型UAS担当副社長兼ジェネラル・マネージャーのシェーン・ヘイスティングス氏は述べた。

AV社のJUMP 20は垂直離着陸（VTOL）固定翼UASで、13時間以上の耐久性と185km（115マイル）の運用範囲を持つ。15馬力のエンジンは無搭乗システム用に設計されており、複数の燃料とガソリンで作動することができる。15馬力以上の出力を持つこのエンジンは、耐久性が高く、燃料消費量が少ないため、メンテナンス・サイクルやオーバーホールの頻度も少なくて済む。また、従来のガソリンエンジンよりも軽量で、自動始動機能を備えているため、操作や維持に必要なオペレーターの負担が少なく、簡素化されたUASを顧客に提供することができる。

「テスト飛行の成功により、AVはシステムテストを継続し、重燃料機能を備えたジャンプ20をさらに最適化することに興奮しています。このマイルストーンは、最も過酷な環境条件下でも動作可能な、高度に成熟した信頼性の高いシステムを提供するAVの能力をさらに実証するものです」とヘイスティングス氏は続けた。

情報源：Market Forecast社

お問合せ：Market Forecastに関するお問合せはデータリソース（office@dri.co.jp）までご連絡下さい。