L3ハリス・テクノロジーズ(NYSE:LHX)傘下のエアロジェット・ロケットダインはこのほど、ミサイル防衛局(MDA)の終末高高度防衛(THAAD)システム用の固体ロケットブーストモーターと液体転用・姿勢制御システム(LDACS)の1,000個目の納入を完了した。ロッキード・マーチン社への予定より早い納入は、エアロジェット・ロケットダイン社が、短距離、中距離、中距離ミサイルに対する国の主要な防衛兵器の1つに信頼できる推進力と精密システムを提供する長年の能力を実証するものである。
「エアロジェット・ロケットダインが搭載するTHAADは、私たちに危害を加えようとする者たちからのミサイル攻撃から、私たちの国、同盟国、インフラを守るという、軍にとって極めて重要なニーズに応えるものです。私たちの焦点は、お客様が信頼できる推進力を提供するために、卓越した性能を維持することです。」とエアロジェット・ロケットダイン、L3ハリスのロス・ニーバーガル社長は述べた。
THAAD兵器システムは、MDAのミサイル防衛システムの陸上コンポーネントである。生産が開始されて以来、この戦闘実績のあるシステムは、ミサイル防衛試験で100%の成功率(16回の試験で16回の迎撃)を達成している。THAADは、大気圏外および大気圏内の標的を迎撃するように設計された米国唯一のシステムである。
アラバマ州ハンツビルにあるエアロジェット・ロケットダイン社の先端製造施設とアーカンソー州カムデンにある施設では、THAADの固体ロケットブーストモーターを製造している。迎撃の最終段階でTHAADを目標に維持する高応答スラスターシステムであるLDACSは、カリフォルニア州ロサンゼルスにある同社の施設で生産されている。
情報源:Market Forecast社
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