ミッションクリティカルな処理能力をエッジに提供する技術企業であるマーキュリー・システムズ社は本日、L3ハリス・テクノロジーズ社(NYSE:LHX)から、米国宇宙開発庁(SDA)のTranche 2 Tracking Layer衛星コンステレーション向けにソリッドステート・データ・レコーダーを提供する3,100万ドルの契約を獲得したと発表した。
L3Harrisは1月に、SDAのTranche 2 Tracking Layerプログラムの下で、ほぼ全地球的なミサイル警戒と追跡、予備的なミサイル防衛を提供する18基の衛星の設計と製造に選定された。Tracking Layerは、SDAのProliferated Warfighter Space Architectureの一部であり、低軌道(LEO)で複数のミッションをサポートする軍事衛星の層状ネットワークである。Tranche 2は、L3HarrisがTranche 1のために構築している16衛星コンステレーションと、Tranche 0のために構築した最近打ち上げられた4衛星に続くものである。
マーキュリーのソリッド・ステート・データ・レコーダ(SSDR)は、L3Harrisの3つのコンステレーションすべてに搭載されている主要な記憶装置である。これらの耐放射線デバイスは、3U VPXフォームファクターで軌道上のセンサーデータの処理と保存を可能にし、マイクロプロセッサとソフトウェアを使用しない設計により、過酷な環境下での正確で長期的な動作を保証します。マーキュリーのSSDRは、宇宙飛行で実証された実績があり、現在国際宇宙ステーションで運用されているNASAの地球表面鉱物塵源調査科学ミッションなどのミッションで使用されています。
マーキュリーのマイクロシステムズ事業部GMであるトム・スメルカー(Tom Smelker)氏は、次のように述べています。「この重要な国家安全保障ミッションに軌道上のデータストレージ機能を提供できることを非常に誇りに思います。またマーキュリーのマイクロシステム事業部GMであるトム・スメルカーは、「マーキュリーのプロセシング・プラットフォームは、データを意思決定に変えるエッジ対応製品で、宇宙分野に独自の利点をもたらします。」述べた。
情報源:Market Forecast社
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